「地域学芸員」が案内する、季節別テーマコース ツアー報告


2012年8月4
日(土)
川の生き物たちと親しもう

 今年も黒部市吉田科学館主催、水博物館推進室共催で行われた「川の生き物たちと親しもう」に解説ガイド・スタッフとして参加しました。暑い日が続く夏休み中の皆さんと一緒に、水環境の異なる片貝川下流と生地湧水の川に棲む「生き物」を観察しました。
 片貝川下流は水温27.0℃と暖かく流れは緩やかで、アユやウグイの子の魚影がたくさん見えますがなかなか捕まえることが出来ません。先生の指導でだんだん網に入るようになり、ヨシノボリ・ウキゴリ・カンキョウカジカなどが捕れました。魚を観察しながら先生から名前と特徴を教えてもらいました。生地湧水の川は、こんな所で入るのかなと思っていたらミクリの間を追い込むとトミヨ・スナヤツメ・シマドジョウなどが捕まりました。水温17℃で冷たく感じました。吉田科学館へ戻る途中に共同洗い場・清水庵の清水に寄り、乾いた喉を潤しました。湧出量が一番多いと教わりました。
 科学館では先生の教えのもとCODのパックテストで魚の川と、薄めた醤油や牛乳の「水の汚れ」を比べてみました。少しだからといって川に捨てると水が汚れて魚が棲めなくなり、またきれいにするには何百倍ものきれいな水が必要になると学びました。田圃の工事で今、疎開している貝も見せてもらい、汚れた排水を出さないように注意すること、「生き物たち」が棲める「環境を守ることの大切さ」を思いました。 (Y.I)

■講師
  長井 宗路 先生
  木戸 瑞佳 先生

■解説ガイド・スタッフ
  梶木 実   さん
  木村 俊哉 さん

■水博物館推進室   
   稲葉 泰一   

 

■ルート

  黒部市吉田科学館−>片貝川−>生地湧水の川−>生地の共同洗い場(清水庵の清水)−>黒部市吉田科学館


  注意事項の説明

川の表情、準備OKですか?

魚を探す

先生、捕れた魚の名前は?
  
カンキョウカジカ(2匹)

魚の説明

生地湧水の川

アミに入っているかい!

トミヨ

ミクリ(水草)の説明

扇状地の湧水を味わう

今日のまとめをします

パックテストで水の汚れの調査

田圃工事で疎開している貝
   
夏休みの宿題完成!
総括 (写真をクリック)

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