霞提(飛騨)
(かすみてい(ひだ)) |
地区
|
黒部
|
地域区分
|
扇端
|
テーマ
|
1,2,3
|
分野
|
土木工学
|
場所 | 黒部市飛騨 |
所有者・管理者 | - |
電話番号 | - |
黒部川の堤防の大きな特徴は、こま切れの不連続で所々が2重になっていることです。これは「霞提」と呼ばれ、築堤は不明ですが古くは佐々時代とも言われており、現在は黒部川で14箇所があります。霞提は洪水時に堤防と堤防の間に一時的に水を逆流させて貯め、その後もとの河道に戻すことによって大災害を防ぐ目的で作られています。堤防が2重になっているため、最初の堤防が破壊しても2番目の堤防で防ぐ効果もあります。黒部川右岸にある小摺戸提・福島提・上飯野提は明治時代にデ・レーケ技師によって設計されたものであり、旧小摺戸提には、木流し工法で使うため植えられた松並木が今も見られます。
(みずはく「地域学芸員」記) |
|
|