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| 巨大水制 (きょだいすいせい) | 
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| 地区 | 入善・黒部 | 地域区分 | 各地 | テーマ | 3 | 分野 | 土木工学 | 
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| 所有者・管理者 | 国土交通省黒部河川事務所 | 
| 電話番号 | 0765-62-9071 | 
|  黒部川は急流河川のため、洪水時には岩石を含んだ濁流が速い速度で勢いよく流れ下るため、堤防や護岸などがしばしば被害にあってきた。昭和9年の被害は甚大であったため、昭和12年より黒部川は国の直轄事業として様々な改修工事が行われた。その1つとしてコンクリート製の巨大水制が昭和20年代より堤防に沿って設置された。水制は洪水時の勢いを弱め激しい流れを中央部に変える構造物であるが、従来の工法では対応しきれなかったため、その形や長さ、設置間隔などの研究を進められ、色々な種類の水制が造られた。黒部川では基本的に透過性のもので堤防より30m程度出す方法が取られ、それらは大別して丸型ポスト、角型ポスト、多段式、ピストル、親子、異型ブロックに分かれる。最も多いのは角型ポスト水制であるが、他の河川と比べてピストル水制が比較的多いのが特徴であり、平成17年度末現在、河口から音沢まで69基が設置されている。巨大水制の最良の見学スポットは河口から6.2kmポスト付近に設置されたピストル水制で、その大きさは長さ8m、高さ3.8mに及ぶ巨大なものである。 | |
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