縦工
(たてこう)

地区
黒部、入善
地域区分
各地
テーマ
3
分野
土木工学

場所 -
所有者・管理者 -
電話番号 -
縦工 近年、黒部川の河床低下が進み、川岸に高水敷が多く形成されました。この、高水敷は、洪水の勢いから堤防を守る重要なものです。そこで、暴れ川対策として、高水敷が急流に削られないようにするのが「縦工」です。高水敷とは、常に水が流れる低水路より一段高い部分の敷地で、アキグミ自然公園や墓ノ木自然公園などが整備されています。
 上流を背にし、川の右側を右岸、左側を左岸と言います。黒部川では、入善側が右岸、黒部側が左岸となります。昭和9年の大洪水を基に昭和12年から国の直轄河川となり、水制、縦工、根固工、十字ブロックなどの河川工法が実施されてきました。堤防の高さは、昭和44年の災害を考慮して、高水流量7200m3/s(うちダムで1000m3/s)として、設計されています。
(みずはく「地域学芸員」記)

位置図
(□1/50,000 ■1/25,000 □1/10,000)
 
 
備 考
「黒部川フィールド・ミュージアムガイドブック」
建設省北陸地方建設局 

「地域学芸員」が案内する黒部川の名所めぐり 解説ガイド

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