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　入善コスモホールは、昭和61年5月に開館した。当ホールにはスタインウェイＤ274，ベーゼンドルファー・インペリアル290、ヤマハCF-・と3台のフルコンサート・グランドピアノがあり、それぞれの特性の違いを生かしたコンサートなどのイベントに使われている。
　このホールの最大の特長は残響時間約1.9秒（客席数560席）という“生音が自然に減衰し、アーティストの要求を忠実に再現できる音響特性”である。この音響特性は内外の関係者から高く評価され、今までに世界的演奏家によるコンサートや、ＣＤ録音が数多く行われてきた。ピアノではマルタ・アルゲリッチやイーボォ・ポゴレリッチ、ハリーナ・チェルニー・ステファンス等が演奏会を開いている。また、弦楽では、ギドン・クレーメルやマキシム・ヴェンゲーロフ、ミッシャ・マイスキー、アルバン・ベルク弦楽四重奏団等の超一流のアーチィストの演奏会ももたれた。名指揮者シャルル・デュトワがモントリオール交響楽団とともに出演したこともある。
　このように当ホールは、県内はもとより全国的にも高い評価を得ている。
（黒部川扇状地研究所研究員記）

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