鼻の滝
(はなのたき) |
地区
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黒部
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地域区分
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上流峡谷
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テーマ
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1,3
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分野
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水文学
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場所
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黒部市僧ヶ谷 |
所有者・管理者
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黒部市 |
電話番号
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0765-54-2111 |
布施川ダム貯水池にかかる蔵の下橋を渡り、上流約2kmの布施川にある。僧ヶ岳の麓標高約450mの切り立った断崖の中腹から、2筋に分かれた水が幅5m、落差20mの滝となっている。その様子があたかも人の鼻から流れているように見えることから「鼻の滝」と呼ばれるようになった。
水源は明白ではないが、滝の場所から200m上流の右岸には幾条かの石灰岩質の層が見られることや小さな石灰洞がいくつか見られることなどから、地下にしみこんだ水が節理や層理面 に沿って流れ、洞穴を造っているのではないかと考えられている。 布施川が濁っていても関係なくきれいな水が噴き出しておることも注目されるが、鼻の滝までは整備され、黒部名水会により標石も建立されており、新緑や紅葉の季節など市街の喧噪を忘れさせ、自然を十分に堪能できる景観の滝である。 (日本黒部学会員記) |
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