生地台場
(いくじだいば) |
地区
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黒部市
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地域区分
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扇端
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テーマ
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2
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分野
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郷土史
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場所
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黒部市生地 |
所有者・管理者
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黒部市教育委員会(問合せ先) |
電話番号
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0765-54-2111 |
生地鼻の灯台近くに、江戸時代後期に加賀藩が築いた大砲跡があります。外国船渡来(黒船騒動)による海防上の必要から嘉永2年(1849)、幕府は諸大名に沿岸警備を厳重にするように命じました。その命を受けて、加賀藩は大砲台場を建造することを決め、富山県では、伏木(高岡市)、放生津(新湊市)、生地(黒部市)の3箇所に設置しました。 現地看板に「生地台場は嘉永4年(1851)に完成し、工事記録によると土を運んで台場の原形をつくり、この上に芝をはり、まわりを杭、竹、なわで囲った。正面入り口に小刀門を設け、台場の上部に5箇所の大砲を置く場所が作られ、船で大砲が運ばれてきた。台場の長さは63m、幅8m、(高さ2.5m)あり、弧状の形をしている。これは幕末に作られた台場の上に、当時の設計図に基づいて復元したものである。砂の下には台場の原形がそのままの形で保存されている。」と記されています。 黒部海岸は「夕陽百選」に選ばれており、日本海を前にして能登半島が望め、とても景色の良い場所です。 富山県指定史跡(1965年10月1日) (みずはく「地域学芸員」記) |
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