生地中橋
(いくじなかばし) |
地区
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黒部市
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地域区分
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扇端
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テーマ
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2
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分野
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郷土史
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場所
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黒部市四十物町 |
所有者・管理者
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黒部市商工観光課(問合せ先) |
電話番号
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0765-54-2111 |
富山県黒部市の黒部漁港と富山湾を結ぶ中橋川に架かる可動橋です。昭和36年に作られた動力昇降式可動橋(約16m上下)に替わり、昭和57年に現在の旋回式可動橋に架け替えられました。普段は、車や歩行者が通行しているが、漁船が通るときには信号が赤になり、橋の前後の遮断機が降りて、車や歩行者が止まり、橋が片持ちで回転します。約80度回転すると船側の信号が赤から青にかわり、船が通ることができます。これらの操作は、橋の左岸にある管理棟で、行われています。 橋の大きさは、長さ38.4m、幅7mで、重さ307トンの橋体を油圧シリンダーで持ち上げ、油圧式旋回用シリンダーによって回転しています。 橋の一方を基点に、全体が回転する日本初の旋回式可動橋で、原型考案者は、レオナルド・ダビンチと言われています。通勤通学時には多くの人々や車が行き交い、生地の町にとってはなくてはならない橋です。橋の回転は、漁船の出入りが多い朝夕は比較的よく見られますが、運が良ければ昼間でも、見ることができます。 全国でも珍しい旋回式可動橋ということから、富山県内での観光名所の1つにもなっています。 (みずはく「地域学芸員」記) |
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