黒東第3発電所
(こくとうだいさんはつでんしょ)

地区
入善
地域区分
扇央
テーマ
3
分野
施設

場所 入善町下山
所有者・管理者 北陸電力
電話番号 -
 右岸最下流の発電所で、黒東第2発電所で放流された水を受け、導水路により黒東第3発電所まで導水される。発電所の水槽直前で、下山用水に分水後、1台の発電機で7,200kwを発電している。隣接している旧黒部川第2発電所は北陸電力から入善町へ寄贈され、「発電所美術館」として利用されている。内部に発電機や水車等が保存展示されている。
 使用水量は、36m3/秒で、有効落差は23.8mである。立軸交流同期発電機1台と低落差の発電所用の立軸カプラン水車(プロペラ型)1台を使用している。
 発電後の水は、扇状地中央部を東から西へ横断する放水路へ放流され、放水路は黒部川の右岸の扇頂からほぼ8km地点の扇状地中央で黒部川本流へ合流している。放水路途中で扇状地の基幹用水である椚山、入善、上原、青木、飯野等の各用水へ分水され、愛本堰堤にある水門の制御装置により、流量を調整している。無人で富山市の富山東総合制御所から遠方監視制御され、発電された電気は導水路沿いの6千ボルト送電線で黒東第2発電所へ送電される。
 建屋は隣接の発電所美術館と同じ切妻屋根で、外装はレンガ調の吹き付け化粧を施し、周辺との調和を図っている。美術館では、広い空間を利用して様々な企画展示が随時開催されている。
(みずはく「地域学芸員」記)
黒東第3発電所

位置図
(□1/50,000 ■1/25,000 □1/10,000)
 
 
備 考
 

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