黒部峡谷
(くろべきょうこく)

地区
黒部
地域区分
上流渓谷
テーマ
1
分野
地形

場所 立山町芦峅寺黒部峡谷
所有者・管理者 黒部市商工観光課(問合せ先)
電話番号 0765-54-2111
黒部峡谷  黒部川は鷲羽岳を源頭として85kmを駆け下り富山湾に入る。平均勾配1/40と日本でも有数の急流河川である。源流を下った標高1000付近の赤木沢あたりから奥ノ廊下と呼ばれる狭い谷が続く、廊下とは峡谷の両岸が切り立った岩場に囲まれていることから呼ばれたもので黒部峡谷だけに当てはめられている。奥ノ廊下、上ノ廊下、中ノ廊下(黒部湖に埋没している)下ノ廊下と名称がつけられ、下ること70kmで愛本を扇頂とした扇状地へ開放され富山湾へと流れ込む。宇奈月からトロッコ電車で欅平までは物見遊山の観光ができる、欅平から黒四ダムまで徒歩で行けるが、切り立った岸壁につけられた歩道はすっぱりと切れ落ち緊張感がある。S字峡、白龍峡は圧巻で峡谷の真髄を楽しませてくれる。秋、錦繍の紅葉の峡谷を辿れば黒部別山谷を越えたあたりの右岸に新越沢の白い滝は峡谷でも秀逸で、黒部湖は近い。中の廊下はダム湖に埋没し左岸の歩道を平の小屋まで進む、上の廊下は上級の登山技術が無ければ通過困難である。奥ノ廊下へは有峰湖から折立、太郎小屋を経て薬師沢に降り本流合流点を源流部をたどる腰くらいまでの渡渉を覚悟すれば、約半日で黒部源流の滴の一滴に出会える。
(みずはく「地域学芸員」記)

位置図
(□1/50,000 ■1/25,000 □1/10,000)
 
 
備 考
 

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