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環境庁の名水百選に富山県が全国最多の４カ所を契機として、富山の水が持つきれいさ、豊かさ、優れた水環境等を県民に紹介し、水への認識の高揚を図ることを目的として、昭和61年2月に「とやまの名水」５５件が選定された。その後、新たな「名水」として、平成17年9月には「富山湾の深層水」が、平成18年4月に「高瀬湧水の庭」などの水環境10件が選定され、６６件となっている。選定には、水質の清浄さだけでなく、地域住民による保全活動や故事来歴、自然性や希少性などの基準が設けられた。６６件の内訳は、湧水が３３件、井戸５件、河川９件、滝３件、湖沼７件、農業用水４件、その他５件からなる。新川地域には、「沢スギ」、「生地の共同洗い場」、「てんこ水」など１０件が湧水に分類され、井戸は「箱根の清水」と「魚津駅前のうまい水」の２件、「黒部峡谷」などの河川３件、「七重滝」、「十二貫野用水」、「墓ノ木自然公園」「富山湾の深層水」に加え、黒部川流域である「黒部湖」を含めると２０件となる。

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