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古御堂「みょうどうさま」 〜 新屋「墓ノ木の川神さま」 〜
舟見「舟見野用水ものがたり」 〜 五千僧「ウナヅキ」 〜 柳橋「柳橋の仏石」
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チェックポイント周辺マップ
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神秘の流れをさかのぼるコースの第1チェックポイントは、黒部川上流付近のまち「古御堂」です。
ここはかつて黒部川の度重なる氾濫にあいましたが、人々はそれぞれに支えあってたくましく生きてきました。ここでは、あばれ川だったころの黒部川にまつわる伝説をご紹介します。
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昔々、ずうっと、昔のことです。古御堂という大きな村がありました。
村には、いっぱいの木に囲まれたガンドウ宮がありました。そして宮のそばを黒部川が流れていたそうです。黒部川は、ものすごいあばれ川でした。
たくさん雨が降ると、「ゴオー、ゴオー、グオー、グオー」と、ものすごい音をたててあばれました。
田んぼ、橋、うち、などみんな流したそうです。とうとうガンドウ宮も、流されてしまいました。
「あしたから、どうしようかのう。」「ほんとうに困ったのう。」
大事な宮も流され、村の人達は、「オイオイ。」泣きました。みんなみんな泣きました。
そこへ、永海というえらいお坊さんが通りかかり、たずねました。「これこれ、いったいどうしたというのじゃ。」
そこで、村の人たちは今までのことをお坊さんに話しました。
「うーん、そりゃお困りじゃろう。わたしがなんとか力になってしんぜよう。」永海さんはそう言うと、大きな石で、お地蔵様をほり始めました。
「コツン、コツン、カッチーン、コッ、コッ、カッチーン。」永海さんは、雨の日も、風の日も、夜も昼も………一生けんめいほりました。
三十日という長い長い日が過ぎました。一人、二人、三人………九人の地蔵様ができました。そこで永海様は、おがみ始めました。
「お地蔵様、お地蔵様、どうか村を助けてくだされ、ナムアミダブツ………。」
村の人も、いっぱい集まってきました。みんなみんな、おがみました。
「ナムアミダブツ、ナムアミダブツ。」「ナムアミダブツ、ナムアミダブツ。」
三日たつと、不思議なことに、あのあばれ川がピッタリしずまったそうです。
「おかげでわしら助かったぞ。」「もう心配いらぬ。ありがたいこっちゃ。」
それからはまたお米も、野菜もいっぱいとれるようになりました。村の人達は、その地蔵様を「妙堂様」とよんで、大切にするようになりました。
今でも大布施の北野に、ひっそりと妙堂様がまつられて、村を守っておられるそうです。
(出典:「黒部の昔ばなし」)
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黒部川とともに歴史を歩んできた古御堂周辺のいまのすがたをご紹介します。
いまの古御堂にはどんな名勝・旧跡・施設があるのでしょう?
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■生地台場
生地鼻の突端近くに、江戸時代末期、加賀藩が築いた砲台跡がある。
幅約8m、長さ約63m、高さ約2.5mという巨大なもので、現在2門の砲台が備えられ、むかしの姿が忠実に復元されている。
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■生地駅清水の里
黒部川扇状地湧水群の一つで、全国の名水百選にも選ばれた「おいしい水」が、地下60mからこんこんと湧き出ています。
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