|
 |
古御堂「みょうどうさま」 〜 新屋「墓ノ木の川神さま」 〜
舟見「舟見野用水ものがたり」 〜 五千僧「ウナヅキ」 〜 柳橋「柳橋の仏石」
|
|
|
 |
|
チェックポイント周辺マップ
|
 |
 |
ついに神秘の流れをさかのぼるコースもこれが最後のチェックポイントです。黒部の奥山に位置する「柳橋」です。
切り立つ岩壁、深い川淵。畏敬の念さえ感じさせる黒部の奥山にはなにか不思議な力が宿っているようです。ここで紹介する物語でも、黒部の不思議な力が大地を揺るがします。
|
 |
ページ内リンクになっています。ご覧になりたい情報をお選び下さい。
|
|
 |
|
むかし、黒部の奥山にどこからか一人、石工が入って行きました。とある谷で、男は大きい岩壁を見つけました。岩壁は固く、さっそくノミを取り出して彫り始めました。
何かにとりつかれたように一心不乱にひたすら彫り続けました。石は、男のふるうノミで、しだいに形をなしていきました。
最初に打ち出されたのは、赤い目をらんらんと輝かせ、長い体をくねらせ、狂い舞う巨大な竜でした。
その次に彫ったのは大蛇。見事なもので、岩からぬけ出し岩壁を這っているように見えます。男は、つぎつぎと人の嫌う気味の悪い、怪奇な物ばかり彫り続けました。
ある日のこと、男は岩壁に立つと一大決心をしたのか、何日も寝食を忘れ奇妙なものを彫り出しました。
顔は天狗、鼻は長く、体は大蛇のようにくねっています。男は、それを満足そうにうち眺めておりました。
そのうち、疲れが出てきたのか、その場に眠りこんでしまったのです。
すると、突如、大地が揺れはじめ、山がゆるぎ、くずれ出しました。彫りこんだものも、男も、みなその下に埋まってしまったそうです。
くずれ落ちた岩肌には、大きな洞穴があきました。
今も、山電車を柳橋駅で降ると、少し歩いたところ、木立の間に、仏石と言われる石があります。
この石をじっと見ていると、石の表面に仏の姿が見られるそうです。
(出典:「桃源郷へのいざない」)
|
このページの先頭に戻る
|
 |
|
自然の荘厳さが漂う柳橋周辺のいまのすがたをご紹介します。
いまの柳橋にはどんな名勝・旧跡・施設があるのでしょう?
|
 |
■黒部峡谷
立山連峰と白馬連峰の間に織りこまれた日本で最も深く、神秘的な大峡谷です。黒部峡谷鉄道トロッコ電車で、宇奈月温泉から欅平まで約1時間半、雄大な景観を楽しめます。
|
 |
|
このページの先頭に戻る
|
 |
|
 |
Copyright.2001 LOCAL AUTHORITIES GREATER NIIKAWA |