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境「七本のうばと福ま」 〜 宮崎「銀色の鹿」 〜 椚山「ばんどり長者」 〜
入善「入善小太郎の手柄」 〜 飯野「人魚の肉を食べた娘」
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チェックポイント周辺マップ
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ついに海沿いのまちをぶらりコースもこれが最後のチェックポイントです。ここは日本海と黒部川にほどちかい「飯野」です。
西洋の童話にしばしば登場する「人魚」が、なんとここ入善の伝説にも残っています。 |
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下飯野(しもいいの)の田茂(たも)川の西がわに、「寺やしき」というところがあります。むかし、ここに善称寺があったのです。
園家の砂山がまだなかったころ、おとらという娘が善称寺に女中としてはたらいていました。
そのころ、お寺の近くにある池の底に竜宮があるといわれていました。
ある年のこと、善称寺の報恩講に、お椀がたりなかったので、竜宮さまからかしてもらいました。そんなことが何年もつづいたのです。
ある年の報恩講に、見なれぬ上品なお方がお参りになりました。やがて、お帰りになったあとをみると、かりたお椀の底にさしみが一きれのこっていました。奥さんは、
「この肉はたべてはいけないよ。」と、いわれたので、おとらは、よけいにたべたくなり、こっそりとたべてしまいました。
それが、なんと、不老不死の薬といわれる人魚の肉たったのです。
さて、その肉のききめで、不老不死の身となったおとらは、何十年か後に大津波がくることを予言しましたが、村人にききいれられず、ついに園家千軒は、波にのまれて、大きな砂山となってしまったのです。
ただ一人生きのこったおとらは、旅をして若狭(わかさ)の国へいき、生き神様としてうやまわれ、「おとら明神さま」といわれていました。
いつか、ここの人がそこをたずねたとき、ばあさんは大へん喜んで、鼻の下までたれさがった、ひたいのしわをかきあげ、かすんだ目をかがやかせながら、
「なつかしや、下飯野の衆よ。」と、いって、いろいろ故郷のことをきいたといいます。
そして、しわがたれさがっているときは何百歳かに見えましたが、しわをかき上げると若々しい顔になったといいます。
(出典:「入善のむかし話」)
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黒部川ちかく、きれいな水が涌き出る飯野周辺のいまのすがたをご紹介します。
いまの飯野にはどんな名勝・旧跡・施設があるのでしょう?
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■扇状地湧水公苑
水のある安らかな空間を演出した公園です。水神殿をイメージしたヨーロッパ調のしゃれた造りが目を引きます。
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