[ 2009.2.20 ]


 

  朝日町の中心街を通る寺川にクレソンの群落を観る。
昨年来、継続中の朝日町湧水調査中に東草野を流れる寺川にクレソンを見つけました。
寺川は、源流は黒部川より黒東合口用水へ取水され朝日町柳田地区の小川左岸から小川の下をサイフォンで潜り抜け中川用水・寺川となります。
 寺川は朝日町の人口密集街を通り、生活用水などが入り込みます。下流部の海岸線に近い浜草野付近に多く群生しています。
 クレソンの群落する地点ふきんでは川の側壁のパイプから抜かれた湧水がでています。湧水の温度は1月11℃で川水は4.7℃でした。
 湧水の影響が強い近辺にクレソンが多く、温度の低い川にはバイカモが育っています
(2009.1.18 撮影:地域学芸員より)

 

  上の写真は下流から上流のクレソンの生育状況を見たもです。側壁からの湧水量の多いところにはクレソンが多く生育しています。クレソンとバイカモの生育する寺川は大切にしたいものです。気になることは所々にごみがあることです、この川が貴重であることを伝えていきましょう。クレソンは明治初期にヨーロッパより移入され水温8℃以上であれば冬でも育つ。