[ 2009.6.24 ]


お光伝説がある愛本姫社
 

 「黒部川の愛本橋近くにある愛本姫社祭りとお光伝説」

 愛本姫社(あいもと ひめしゃ)は黒部川愛本橋の袂に住んでいた大蛇と茶屋の娘お光との悲しい物語を伝えるお宮で 愛本橋近くの集落(宇奈月町下立1区)にあります。愛本姫社の祭礼は毎年6月21日に行われます。 この日には姫社のほこら戸が開けられ、お光のご神体(版画)を見ることが出来ます。 この版画は浮世絵師であった渓斎英泉(けいさい えいせん)(池田英泉ともいう)の手に描かれた版画です。 また、後に日本の浮世絵に強くひかれたオランダの「フィンセント、ファン、ゴッホ」(1833〜1890)がこれを参考に 描いています。

 お光(みつ)伝説
 愛本橋の近くにあった平三郎茶屋(徳左衛門茶屋という資料もある)のお光という可愛い孝行娘が、橋の袂に住んでいた大蛇に嫁ぎ、蛇の子を生んだことを 親に見られ、持参した粽(ちまき)の作り方を残し、黒部川の川底深くへ姿を隠すという悲しい伝説 。

参考資料;うなづき友学館(愛本姫社にまつわる伝説より)
2009、6,21 撮影地域学芸員 Y・N

愛本姫社お光のご神体(渓斎英泉作版画)

うなづき友学館に展示してある渓斎英泉作おいらん複製
 
愛本姫社の場所    うなづき友学館の場所
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