![]() |
||
[ 2009.9.16 ] |
||
![]() |
||
魚津市東山地区にある円筒分水槽(農業用水利施設) 昭和30年に竣工したこの円筒分水槽は先人の卓越した技術と熱意の中で誕生し、富山県で初めての工法であり、直径9.12mの円形刃型堰により水を3用水路へ配分しています。対岸の貝田新より片貝川をサイフォン(和名:伏越し)横断(L=163.2m)して、水路トンネル(L=135m)で接続しています。用水は黒谷地先・片貝第一発電所放水口より受けて黒谷堰堤の取水と合流、発電併用導水路トンネルを経て貝田清地内で、左岸及び右岸の各用水へ公平に分水しています。この円筒分水槽の特徴は分水槽の中心流速と側面流速との差が分水量に影響されず各用水路の面積割を円周長で比例分水されており、上流からの水量の変化に影響されることなく、公平に分配され現在も農業用水、生活用水として利用されています。サイフォン水路は片貝川河底5.5m深い位置にあり水量は最大で毎秒2.05m3流れサイフォンの水位差は2.88mです。 |
||
![]() |
||
|
||
![]() |
||
|
||
|
||
![]() |