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[ 2010.4.6 ] |
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山頂より北又谷源流の山々を望む
【海抜0mから1000mの春の訪れ】 3月31日、標高959mの負釣山に行ってきました。中谷から5合目に登り、7合目に達すると北又谷の奥にある朝日岳が正面に見えてくる。ここからはラッセルも途切れ、雪庇が下若狭谷に張り出す。9合目からは尾根は急になり雪壁となる。新雪30cmの下はカチカチの旧雪で長靴でステップを切っても足が不安定だ。この時のために持ってきたピッケルを打ち込んでずり上がった。其の上は膝上の深い雪を掻き分けて頂上に立った。僧ヶ岳から釼岳までの釼岳北方稜線、黒部の奥に鹿島槍ヶ岳、左に目を転ずれば白馬岳、朝日岳がまだ冬の装いで立っていた。扇状地は淡いみどりがかすみ青い海富山湾が見える。3000mの峰から1000mの深海まで4000mの落差を眺めた。 |
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3月30日午前、朝日湧水調査。午後沢スギへ、今年のゲリラ豪雪により沢スギが痛めつけられて倒れ、枝折れが沢内の方々で起こり木道は通過が出来なかったが、3月20日過ぎからの集中整備によりキレイに整備されすっきりと通過できるようになりました。沢スギの方々にはショウジョウバカマが群落を作って咲き誇っています。ヒメアオキは新芽を伸ばし、小鳥たちのさえずりが聞こえます。沢スギ自然館に併設されている、トミヨの水槽は昨年、地域学芸員のSさんによって植え付けられた水生植物は増殖し、秋、新たに放たれたトミヨがお腹を大きくして泳いでいました。春が一気にやってきています。 |
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沢スギ見学者から墓ノ木自然公園で水芭蕉が咲き出したとの話を聴きつけ、海抜5mの沢スギから海抜110m程の黒部川扇状地の扇頂部に走ると公園内の湧水には水芭蕉が群落となって咲いていました。なんとなく昨年より株が増えたような気がします。何十年後には大群落を作っているかもしれません。しかし、群落のプラスチックゴミが気になります。立て札を立て注意を促したらどうでしょう。 |
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