[ 2011.6.29 ]

 

 



 
 園家山の松露
  
 6月22日に園家山の青少年ホームに「松露(ショウロ)」なる茸が届いていました。昭和40年代の前半には園家山の松林一帯で春と秋には収穫され、吸い物、茶碗蒸しなどにして食卓に出されたそうです。採取された「松露」は松の根の分岐に出ていたものです。薄茶色、形状は500円玉程度でさわると硬めのスポンジのようです。これは雨晴の松原にもあったようですが今はわかりません。

  園家山の松林は昔から燃料として秋になると松葉や松笠、松の小枝などを拾いあつめて燃料として一冬使用しました。園家の集落の人々により松林は綺麗に整備され、風通しも良かったようです。茸もある程度人が手を入れてやらなければ出ないようです。日本の燃料革命は里山、松林などの生態系も変えてしまいました。

2011年6月22日 地域学芸員 K.K




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園家山)