うなづき友学館
”黒部川第四発電所見学会”
■黒四発電所へ

いよいよ黒部川第四発電所の内部へ。まずは、”くろよん”の解説ビデオで解説を聞いた。部屋の中央に大きな愛本から黒部川周辺の模型がありビデオの説明をより理解しやすいものになっていた。雪多き黒部の急峻な谷に景観や環境を考えて地中に作った発電所は言葉に聞いていたがその現場で聞かされ見せられると、今本当に奥山のしかも地中の中かと思えるほど創造もつかないことをやってのけた日本の技術力に改めて感銘を覚えるばかりでした。
この時中島みゆきの紅白のビデオもあり、先ほど居た場所とリンクさせながら見た。
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映像に連動して模型が動き発電の仕組みなど解説して頂いた |
■発電装置

巨大な体育館のような場所に4つの発電機が見られた。この時は1号機・2号機が運転をしていて、3・4は止まっていた。解説の中で電力供給の急激な変化にもわずか10数分で対応できることが水力発電の特徴の1つだと伺い感心した。発電所の真中には予備の水車が置いてあり、発電の凄さが感じられた。この直ぐ下にはモータがあり発電しているのだ。その後、配電盤室を見学した。パネルを見るとこの時113000kWの発電をしていた事がわかる。
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4機の発電機。こんなに広いのところにこれだけ?と最初は思った。地下には... |
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ペルトン水車。当時珍しくステンレスを使っている。 |
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発電機の組み立て写真。これをみるとこの広さが必要なことが解る。 |
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配電盤室。現在は愛本で制御しているのだと |
■発電装置

発電装置はこの下にモータや水車がくっついている。それらを見せるために我々を1つ下の階に導いた。そこは、水車とモータの間の部分だ。この時稼動していなかった4号機の回転軸を間近で見学させてもらった。とここまでは普通だそうだ。さらにスペシャルということで稼動している1号機の回転軸も離れて見学させてもらった。回転体は滑らかで見ているだけでは感じ取ることは難しいが、爆音を響かせていたのでその凄さに圧倒された。もちろん回転数は1秒間に60回転である。そう60Hzだからだ。
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2重扉の奥に水車とモータを繋ぐ回転軸が見える。 |
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回転軸。目では判断できないが人間が押しても動くのだと。効率よく回転させるために。 |
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稼動中の回転軸。写真だと伝わらないが、迫力が凄い。扉の上に稼動していることを表すランプがついている。 |
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黒四発電所の模型。これがすべて地下にあり、送電線引出口のみが外に顔を出す。 |
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