(2003.10.31)
 

うなづき友学館
  ”黒部川第四発電所見学会”

■関電トンネルと扇沢

 トロリーバスは関電トンネルを抜けて扇沢に到着した。ビデオでは、関電トンネルの途中で破砕帯に遭遇して工事が進まなかったと説明していたが、その場所がどこか解らなかった。扇沢駅ももた絶壁の元に作られたところで黒部ダムには適わないだろうがかなりの景色である。

 
電気で走るバスのトロリーバスで扇沢に到着。   扇沢あたりも落葉していた。松や杉だけが緑の葉を付けている。
 
駅から黒部湖の方を見ると絶壁が迫ってくる。   扇沢駅。上がトロリーバスで下が普通は、バスの停留場となっている。

■扇沢から下界へ

 扇沢駅からバスで山を降りてくると再び紅葉の森が見えてきた。遅めのお昼を大町温泉で頂いた。ここもまた紅葉が綺麗で紅葉の森の中の温泉街の感じを醸し出していた。ここからは白くなった鹿島槍ヶ岳の頂上が顔を出していた。昼食後、大町山岳博物館を見学した。博物館には昔の山岳の道具などの他、北アルプスの動植物や岩石などが展示してあり、雷鳥の生態を詳しく標本を交えながら説明されていた。そして、糸魚川経由で岐路に着いた。

 
バスは紅葉の中を走る   綺麗なもみじが真っ赤に
 
大町温泉あたりからは鹿島槍ヶ岳が見える   昼食の合間に紅葉の中を散策してみた

■最後に

 水博物館はこれまで黒部川扇状地を対象地域としていたが、今年度から黒部川流域にまで拡大された。黒部川を知ると言う事で、既存の交通網を使って上流に向かって行ける所まで行った(と思う。遊覧船に乗っていないから厳密には違うのかも知れないが)。しかし、行っただけで、その奥に広がる鷲羽岳を端とする黒部川の源流や、通過している黒部川にはまだ見ぬ様々な水の事象があるのでそれらを知る必要があろう。


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