うなづき友学館
”黒部川第四発電所見学会”
■インクライン

黒四発電所を後に、我々はインクラインと呼ばれるケーブルカーに乗った。インクラインは傾斜角34度とかなり急だ。スキーだと上級コースになる。インクラインでは関電OBの佐々木さんから、黒部ダムの話や黒部の植物や昔の地形などを写真などを交えながら説明して頂いた。猿飛峡は昔はもっと谷が深くそれが堆積して浅くなったのだと聞いた。原因は何なのだろう?そして、バスに乗り黒部トンネルを抜けて黒部ダムに到着した。黒部トンネルが黒部ダムからの水路とほぼ平行に掘られているのだそうだ。当時、両側から堀り進めて行き誤差数十センチで繋げたと言う事は凄いだと感心した。
|
|
 |
 |
なにやら宇宙船のようなものに乗り込む。いろんなものを乗せる工夫がしてあるのだと。 |
|
下を見るとレールが急勾配になっているのが解る。 |
 |
 |
|
 |
 |
インクラインから黒部トンネルを通るため、バスに乗り換える。 |
|
黒部ダムに到着した。外へは徒歩でもう少し。 |
■黒部ダム

ここで、関電の大谷さんら解説者の方と別れた。創造を絶する難工事の末に完成したダムや発電所などで失われた命を尊い慰霊碑が作られていた。15分後には扇沢へのトロリバスが出発すると言うことで、初めて黒部ダムに来た私は急いでダムのアーチ部分を見に行った。その高さときたらもう...高所恐怖症の私は殆ど確認せずに目を逸らして、周りに聳え立つ立山連峰や黒部川源流方向を眺めていた。立山は雪を被って真っ白になりダムのあたりは落葉して冬を迎える準備ができたように見えた。
|
|
 |
 |
黒部ダムの上で久々の太陽を拝んだ。 |
|
大きさや高さに圧倒される。これを実質4年たらずで作ったのか。それを思うとさらに圧倒。 |
 |
|
|
 |
 |
ダムからは立山の後姿が見える。雪が綺麗だ。 |
|
ダムから黒部川源流を眺める。中央の山が赤牛岳でその下で黒部川が左右から合流する |
■急げ!

そう言えば巷で”黒四ダム”と言う人がいるが、ここは”黒部ダム”である。”黒四ダム”は存在せず、黒四とは黒四発電所であるのだ。お間違え無いように。12:05のトロリバス出発がきたので駅に向かおうと思ったら、改札がトンネルの奥だったので駅員さんに急いでくださいと言われ、一同走って改札口に向かった。久々に坂道ダッシュをした。
|
|
 |
 |
改札までの坂道を登る!登る! |
|
何とかトロリバスに間に合った |
|Close|
|